導入事例

株式会社ジュンク堂書店様

【業務効率化】”モバイル給与明細”で年間約100万円のコストを削減

キーワード
書店、専門書、アルバイト、モバイル、本のスペシャリスト、給与計算、給与明細、効率化、ペーパーレス、システム化、コスト削減、ASP、i-Compass、個人情報漏えい、通信費、配送手配、時間短縮、小売業界、コスト削減、図面
株式会社ジュンク堂書店は全国に38店舗の書店を展開している。
パート、アルバイト従業員を数多く抱える同社では、モバイル給与明細システムを導入。
明細作成にかかわる業務の効率化とコストの削減を実現した。
社名 株式会社ジュンク堂書店 株式会社ジュンク堂書店店舗写真
url http://www.junkudo.co.jp
会社概要 昭和38(1963)年、神戸市元町で株式会社大同書房として創業。1976年に神戸市三宮に本社を移転し、社名を株式会社ジュンク堂書店に変更。1995年の阪神・淡路大震災により、神戸市内の支店が壊滅状態になるも、相次いで復興オープンを果たし、その後、九州や関東、北海道と全国に店舗を拡大。専門書の品揃えに定評があり、売り上げも右肩上がりに増大している。
店舗 全国38店舗(2009年10月現在)
本社 兵庫県神戸市中央区
売上高 422億円
システム導入による効果
  • 給与明細の各店舗への配送料約20万円を削減
  • 給与明細ペーパーレス化により紙代約26万円を削減
  • 給与明細のモバイル配信化で年間56時間の作業時間をカット
新規出店で給与明細発行の手間とコストが増大
現在、日本では年間8万点とも言われる膨大な出版物が流通している。そうしたなか、品揃えのよさとともに、書籍に関する豊富な知識を有する「本のスペシャリスト」育成に力を注ぎ、店員のきめ細かな対応が評価されているのが、株式会社ジュンク堂書店だ。同社は北は北海道から南は沖縄まで、全国38のチェーン店(2009年10月現在)を展開、この不況にあって年々右肩上がりの業績を続けている。同社の店には、売り場面積が2000坪を超える大型店もあり、スタッフが100名を超える店舗も多い。アルバイト、パートまで含めた全従業員は2800名にのぼっている。それだけの規模にもかかわらず、従業員の給与計算、支払いなどの手配は、店舗ごとではなく本社が一括で行っているという。
だが、毎年、順調に新規出店を重ね、従業員も増加していくなか、毎月の給与明細作成にかかる手間は増大していった。例えば全従業員の給与明細をプリントするだけで4時間、各店舗への発送の手配も発生していたため、給与明細にかかわる作業だけで丸1日がつぶれてしまう。「明細の作成や各店舗への発送を担当しているのは、私も含めてわずか6名ですから、従業員の数が増えるにつれ、効率化を図ることが急務となっていたのです」

そう語るのは、同社総務部長の、山下 繁氏だ。

総務部長山下 繁氏

総務部長
山下 繁氏

社内での管理が不要なASPシステムを採用

こうした状況を改善するため、2007年にシステム化による給与明細作成の効率化、コスト削減に着手。複数のベンダーに提案を依頼した。そして検討の結果、DAiKOから提案されたモバイル給与明細配信システム「i-Compass」の導入を決定した。

これは、ASP(Application Service Provider:アプリケーションサービスプロバイダー)システムと呼ばれ、ユーザーがインターネットなどを通じて、ASPが保有するサーバーにインストールされているアプリケーションソフトを利用するというものだ。ユーザーのパソコンにアプリケーションをインストールする必要がないため、ソフトのインストールや管理、アップグレードにかかる費用や手間を削減できるメリットがある。短期間での導入が可能で、導入コストも抑えることができる。

「i-Compass」では、従業員が各人専用のIDとパスワードを使用し、携帯電話からサーバーにアクセスすることで、自分の給与明細をいつでもどこでも確認できる仕組みになっている。

だが、システム化に際しては、現場の従業員から「個人情報漏えいの心配はないのか」「携帯で給与明細を確認するのでは、そのたびに通信費が発生してしまう」などの反対もあったという。

「セキリュティ対策についてだけでなく、コスト削減効果などシステム化によるメリットも説明することで、納得してもらえました」(山下部長)

2008年3月にシステムが本格稼働から1年半。今では「給与明細を紙出力しなくなった分、環境保全にも貢献でき、いいシステムだと思う」という意見も出ている。

年間約100万円のコスト削減に成功

当初の目標だった業務の効率化、コストの削減も実現した。

まず効率化の面では、明細の印刷や支店への配送手配など、毎回6時間はかかっていた時間を短縮。コスト面では、1人分の給与明細の作成コスト4円×従業員数×明細発行回数14回にプラスして、支店への配送料などだけで年間約30万円が削減されている。さらに前述の明細作成などにかかっていた従業員の人的コストも削減されているため、年間約100万円近いコスト削減効果があった。

しかもこれは、導入当初の従業員数、支店数で算出した効果であり、その後、支店数、従業員数が増えたため、削減効果はさらに高まっている。

だが、システムの利点はそれだけにとどまらない。

もともと小売業界は、全従業員中のアルバイトやパートの比率が高い。特に同社は学生アルバイトを多く雇用しており、学期末や年度替わりの時期にアルバイトが大きく入れ替わることも珍しくない。

「実は各従業員に給与明細をメール配信するシステムも検討したのですが、スタッフが代わるたびに配信先アドレスの追加や削除を繰り返すのでは、業務上の負担が大きくなってしまいます。その点、『i-Compass』なら、新たなIDとパスワードを追加するだけで、容易に対応がききます。そうした点も、このシステムの魅力ですね」(山下部長)

同社では今後さらにこのシステムを活用していきたいと考えている。

「業務連絡や災害発生時などの緊急連絡網、社内のキャンペーン告知など、様々な活用法が考えられます。従業員のモチベーションアップ、社内交流などにも役立てていきたいですね」(山下部長)

社内コミュニケーションを発展させるツールとしても、大きな期待が寄せられている。

左:モバイル給与明細は、休憩時間などいつ、どこにいても、携帯電話から明細を確認できる手軽さが従業員にも受け入れられている。右:各店舗の商品の取り扱い点数は多いが、書籍販売のプロフェッショナルであるスタッフの対応により、スムーズに目的の書籍を探せる。
WEB給与明細:http://i-compass.biz/payment_slip/